種子袈裟(読み)シュジゲサ

デジタル大辞泉 「種子袈裟」の意味・読み・例文・類語

しゅじ‐げさ【種子××裟】

仏語三衣さんえ種子である三字を縫い込んだり、書いたりした袈裟

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精選版 日本国語大辞典 「種子袈裟」の意味・読み・例文・類語

しゅじ‐げさ【種子袈裟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しゅじけさ」とも ) 仏語。三衣の種子である阿の三字を中に縫いこみ、または織りこんだ輪袈裟。幅約五センチメートルの輪のように作り、首にかけて胸にたらすもの。天台真言修験道などで用いる。〔黒本本節用集(室町)〕
    1. [初出の実例]「裳なし衣に種子袈裟(シュジゲサ)かけ、六尺ゆたかの大坊主御ぐしの中より踊出」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)一)

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