世界大百科事典(旧版)内の種特異的な衝動行動の言及
【本能】より
… 以上のような理由で今日では科学的な文献では〈本能〉や〈本能行動〉という表現を避けるようになっている。カエルが長軸方向に動く細長い物体に跳びつく反応や,カモメの雛が親鳥のくちばしをつつくといった行動は,〈本能行動〉と呼んでさしつかえのない,遺伝的・機械的な単一行動であるが,従来の用法との混乱を避けるため,〈種特異的な衝動行動〉,ないし〈生得的行動〉と呼ぶのがふつうである。【奥井 一満】。…
※「種特異的な衝動行動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」