稲垣寒翠(読み)いながき かんすい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲垣寒翠」の解説

稲垣寒翠 いながき-かんすい

1803-1843 江戸時代後期の儒者
享和3年4月5日生まれ。美作(みまさか)(岡山県)津山藩士。江戸で古賀侗庵(どうあん)にまなび,藩の儒員となる。昌谷(さかや)精渓とともに藩校の学問所と武道稽古所を合併した文武稽古所づくりにあたる。天保(てんぽう)13年町奉行になると,庶民教育の場の教諭所を創設した。天保14年10月18日死去。41歳。名は茂松通称は武十郎。別号に雪青洞,研岳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android