稲葉正純(読み)いなば まさずみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲葉正純」の解説

稲葉正純 いなば-まさずみ

1667-1741 江戸時代前期-中期武士
寛文7年生まれ。稲葉正成(まさなり)の曾孫(そうそん)。越前(えちぜん)福井藩家老。禁じられた川で漁をした者数人が死罪にされようとしたとき,三国港からの帰りにもとめた鯉(こい)を藩主松平宗矩(むねのり)に献上,宗矩の問いに漆淵(うるしがふち)(藩主専用の遊漁地)でとったとこたえた。意をさとった宗矩は獄中の密漁者をゆるしたという。寛保(かんぽう)元年8月26日死去。75歳。通称は采女(うねめ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android