積問屋(読み)つみどんや

精選版 日本国語大辞典 「積問屋」の意味・読み・例文・類語

つみ‐どんや【積問屋】

〘名〙 船積問屋の略。江戸時代、委託問屋の一つで、諸国産地から引き受けた荷物を、消費地の荷受問屋へ積み出した船問屋
※初問屋再興調‐九・寛政一〇年(1798)四月一六日「奥川積問屋行事」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の積問屋の言及

【問屋】より

…都市の性格の違いによって問屋の種類や機能は多様であったし,時代とともにその性格も変化した。
[問屋の種類]
 生産地には買集問屋,荷積問屋,船持などがあり,集散地には荷受問屋があり,さらに荷受問屋から商品を引き受け,小売人に売り渡す仲買がいた。仲買は他地方の商人に対して大量の商品を運送することがあった。…

※「積問屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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