積羽舟を沈む(読み)セキウフネヲシズム

デジタル大辞泉 「積羽舟を沈む」の意味・読み・例文・類語

積羽せきうふねしず

《「淮南子えなんじ」繆称訓から》軽い羽根も大量になると、その重さで舟も沈む。小さなことも積もり重なると大事になることのたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「積羽舟を沈む」の意味・読み・例文・類語

せきう【積羽】 舟(ふね)を沈(しず)

  1. 羽のように軽いものも、多く積もれば重くなって舟を沈めるようになる。転じて、小事も積もれば大事となるたとえ。
    1. [初出の実例]「積羽(セキウ)(ブネ)を沈(シズ)めるをいふ形で、度重なる讒言が次第に柳沢の心を動かすようになった」(出典:江戸から東京へ(1924)〈矢田挿雲一一)
    2. [その他の文献]〔淮南子‐繆称訓〕

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