穴を開ける(読み)あなをあける

精選版 日本国語大辞典 「穴を開ける」の意味・読み・例文・類語

あな【穴】 を 開(あ)ける

欠損損失を生ぜしめる。特に、金を使い込む。また、物事を不足の状態にする。
※滑稽本・六阿彌陀詣(1811‐13)二「只むだ遣ひにやみを盗みかけるやつは、おさきまっくらになって、とほうもない穴(アナ)をあけるもの」
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「正太と手を組んで、大きな穴を開けたと聞いた」
マイクとともに(1952)〈藤倉修一〉マイクこぼれ話「放送番組に穴をあけぬようスタジオをかけ廻つている」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android