空する(読み)むなしくする

精選版 日本国語大辞典 「空する」の意味・読み・例文・類語

むなしく【空】[=むなしゅう]する

① 殺してしまう。また、こわしてしまう。むだにする。
正法眼蔵(1231‐53)栢樹子南泉に寓直し、さらに余方にゆかず、弁道功夫すること三十年なり。寸陰をむなしくせず、雑用あることなし」
② からにする。
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「敵の全軍は、廿五万人にて、其内十二万人は国を空くして、挙げたる斯波多(スパルタ)の精鋭なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android