空也忌(読み)クウヤキ

デジタル大辞泉 「空也忌」の意味・読み・例文・類語

くうや‐き【空×也忌】

空也上人が東国教化のため出寺した11月13日忌日として、京都空也堂で修する法会空也念仏を唱えながら京都市中を回る。 冬》

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精選版 日本国語大辞典 「空也忌」の意味・読み・例文・類語

くうや‐き【空也忌】

〘名〙 空也上人光勝の忌日。陰暦一一月一三日に、京都空也堂で修する法会(ほうえ)。高らかに念仏を唱え、鉦(しょう)をたたき、竹杖瓢箪(ひょうたん)をたたきながら京都の内外を回る。上人の入寂(にゅうじゃく)は「元亨釈書」には天祿三年(九七二)九月一一日とあるが、上人が康保二年(九六五)一一月一三日京都を出て東国化導に赴く際、この日を忌日とせよといったのに起こるという。《季・冬》 〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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