空喜・空悦(読み)そらよろこび

精選版 日本国語大辞典 「空喜・空悦」の意味・読み・例文・類語

そら‐よろこび【空喜・空悦】

〘名〙
① 何となくうれしく思うこと。
源平盛衰記(14C前)一九「高綱馬に打ち乗り、此の馬こそはや我が物よと思ひつつ、空(ソラ)悦して」
② よろこぶかいのないことによろこぶこと。喜んだかいのないこと。ぬかよろこび。
浄瑠璃舎利(1683)三「行さき見えぬ空悦び」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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