空夢(読み)ソラユメ

デジタル大辞泉 「空夢」の意味・読み・例文・類語

そら‐ゆめ【空夢】

見もしないのに、見たように作り上げて人に話す夢。また、正夢まさゆめと違って、現実には夢で見たようにならなかった夢。
「そは必ずしも漠然たる―ではなかったろう」〈柳田・山の人生
[類語]夢心地夢見心地夢現ゆめうつつ正夢逆夢初夢悪夢夢路夢魔むま残夢予知夢

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精選版 日本国語大辞典 「空夢」の意味・読み・例文・類語

そら‐ゆめ【空夢】

  1. 〘 名詞 〙 見もしないのに、見たように作り上げて人に話す夢。また、正夢(まさゆめ)に対して、事実がそのようにならなかった夢をもいう。
    1. [初出の実例]「人のこれを聞て笑ひあざけりて、はづかしきままには、そらゆめをこそみれと笑ひければ」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月七日)

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