空目・明目(読み)あきめ

精選版 日本国語大辞典 「空目・明目」の意味・読み・例文・類語

あき‐め【空目・明目】

〘名〙
双六(すごろく)で、むだ目のこと。むだな賽(さい)の目。
浄瑠璃祇園女御九重錦(1760)二「夜も昼も筒を握り五二五三(ぐにぐさん)に放さずば、本妻様はむしむしで、明目(アキメ)ばかりふってがな」
賭け事で、だれも賭け物を張らないところ。
黄表紙莫切自根金生木(1785)中「因果と張りがかたつつりになって、あきめへあきめへと出でければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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