空階(読み)くうかい

精選版 日本国語大辞典 「空階」の意味・読み・例文・類語

くう‐かい【空階】

  1. 〘 名詞 〙 ものさびしい階段。ひとけのないきざはし。
    1. [初出の実例]「三秋にして宮漏正に長し、空階に雨滴る、万里にして郷園いづくんか在る、落葉窻深し〈張読〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)上)
    2. [その他の文献]〔白居易‐秋霖即事聯句三十韻〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「空階」の読み・字形・画数・意味

【空階】くうかい

寂しいきざはしのあたり。宋・軾〔八月十七日復(ま)た望海楼に登る~、五首、四〕詩 天台桂子、誰が爲にか香しき 聽くにむ、階、夜涼を點ずるを

字通「空」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android