突掛・吐掛(読み)つきかける

精選版 日本国語大辞典 「突掛・吐掛」の意味・読み・例文・類語

つき‐か・ける【突掛・吐掛】

〘他カ下一〙 つきか・く 〘他カ下二〙
[一] (突掛)
① ある物をめがけて突く。つっかける。
※羅葡日辞書(1595)「Rostratus〈略〉フネノ ヘサキヲ テキノ フネニ tçuqicaquru(ツキカクル)トキノイキヲイヲ ユウ」
※歌舞妓年代記(1811‐15)九下「鎗をつきかけると何れももんぜつして倒れる」
② 攻撃的な態度をとる。
史記抄(1477)八「大尉につきかけて云たが面白ぞ」
[二] (吐掛) 吐きかける。
今昔(1120頃か)三一「穴穢なと思て見る程に、其の桶に鮨鮎の有けるに突懸(つきかけ)けり
日葡辞書(1603‐04)「ヒトニ イキヲ tçuqicaquru(ツキカクル)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android