突撥(読み)つっぱねる

精選版 日本国語大辞典 「突撥」の意味・読み・例文・類語

つっ‐ぱ・ねる【突撥】

〘他ナ下一〙 つっぱ・ぬ 〘他ナ下二〙
① 突きとばす。
※遠い海の声(1963)〈菊村到〉「女の体が男の腕の中で、ふいに固くなる。強い力が女の体にみなぎり、男を突っぱねる」
② 突き返す。
※白い犬(1951)〈永井龍男〉B「Aさんが、手土産代りに持って行った包み金も、突ッぱねた位だから」
③ てきびしくはねつける。拒絶する。
滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)三「おまにつっぱねられて、そんたにいきやったのだ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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