ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「突然変異誘起物」の意味・わかりやすい解説 突然変異誘起物とつぜんへんいゆうきぶつmutagen 突然変異の起る率を著しく増大させる外的因子。これには紫外線,γ線,X線のような電離放射線などの物理的突然変異誘起因と,マスタードガス,過酸化物,プリン誘導体,発癌物質,コルヒチンなどの化学的突然変異誘起物質とがある。これらは直接的作用のほかに,生体内における生化学的過程を通して突然変異を誘発することが多く,そのため核酸代謝や呼吸系酵素類の阻害薬品との関連において研究が進められている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by