デジタル大辞泉 「道明寺」の意味・読み・例文・類語
どうみょう‐じ〔ダウミヤウ‐〕【道明寺】
大阪府藤井寺市にある真言宗
謡曲。脇能物。観世・金剛・喜多流。僧
浄瑠璃「菅原伝授手習鑑」の二段目
1 「道明寺
2 道明寺粉を材料として作った和菓子。
[類語]餅菓子・菓子・大福・大福餅・草餅・栃餅・柏餅・桜餅・葛切り・葛餅・葛桜・
古代当地は志紀郡
大和
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
大阪府藤井寺市にある真言宗御室派の寺。山号は蓮土山。寺伝によれば,聖徳太子の尼寺建立の発願により,土師連八島(はじのむらじやしま)が私邸を捨ててこれにあて,土師氏の氏寺として創建。土師寺ともいう。そののち土師氏の一族菅原氏も氏寺として崇信し,菅原道真の伯母覚寿尼が入寺した。道真が大宰府に左遷されるとき当寺を訪れたという故事は,江戸時代に《菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゆてならいかがみ)》の舞台となって歌舞伎や浄瑠璃でよく演じられ,当寺は一躍有名となった。1572年(元亀3)兵火にあい,1615年(元和1)大坂夏の陣の戦場となったが,そののち復興した。尼寺であり,近世の寺領170石。本尊十一面観音立像(平安時代,国宝),道真の作と伝える十一面観音立像(重要文化財)があり,聖徳太子十六歳立像(鎌倉時代,重要文化財)は胎内に1286年(弘安9)の願文と経を納める。代々の住尼が作った道明寺糒(ほしいい)(乾飯)は,もち米を蒸して天日で干した保存食で,江戸時代から当寺の名産として著名だったが,いまは桜餅など風雅な菓子の材料として好まれている。
執筆者:藤井 学
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