窄衣(読み)さくい

精選版 日本国語大辞典 「窄衣」の意味・読み・例文・類語

さく‐い【窄衣】

〘名〙
① 体にぴったりした窮屈な衣服
※六如庵詩鈔‐二編(1797)一・西山採蕈十絶句「窄衣装作打囲様、倩得郷丁隊行」
② 革製の胴衣。かつて精神病院などで患者自分の体を傷つけるのを防ぐために着装させた。また、監獄刑務所懲罰のため着せたが、昭和二三年(一九四八監獄法の改正以来用いられていない。
真空地帯(1952)〈野間宏〉五「看守命令に従わなかったという理由で皮のさく衣を胸にはめられ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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