デジタル大辞泉
「窈窕」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
よう‐ちょう エウテウ【窈窕】
〘名〙 (形動タリ)
① しとやかで奥ゆかしいさま。美しくたおやかなさま。上品なさま。また、そのような
美女。
※
太平記(14C後)二二「三千の美人君の命に依て戦ひを習はす
戦場へ出たれども、窈窕
(ヨウテウ)たる婉嫋、
羅綺にだもたへざる体
(てい)なれば」 〔
詩経‐
周南・
関雎〕
※三体詩素隠抄(1622)二「詩の
こころは、
松桂の、しげりたる中に、ある寺なれば、窈窕と、をくふかふして、
一点の
塵埃をも、ひくことは、ないぞ」 〔
陶潜‐帰去来辞〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「窈窕」の読み・字形・画数・意味
【窈窕】ようちよう(えうてう)
あでやかなさま。また、奥深いさま。〔後漢書、列女、曹世叔の妻の伝〕(女誡、第五)入りては則ち髮を亂し形を壞(やぶ)り、出でては則ち窈窕として態を爲す。~此れを心を專らにし、色を正すこと能はずと謂ふ。字通「窈」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報