窪遺跡(読み)くぼいせき

日本歴史地名大系 「窪遺跡」の解説

窪遺跡
くぼいせき

[現在地名]山形市柏倉

山形盆地西縁の富神とがみ(四〇二・二メートル)周辺の山岳・丘陵の縁辺に沿って一八ヵ所の縄文時代や奈良―平安時代の遺跡群があり、当遺跡はそのうちの一。昭和五二年(一九七七)発掘調査により環状集石と、それに付随する三ヵ所の集石遺構が検出された。環状集石は全体に楕円形を描くように弧状を呈し、自然の河原石や石皿などを不規則に配列している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android