窮鳥(読み)キュウチョウ

デジタル大辞泉 「窮鳥」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ちょう〔‐テウ〕【窮鳥】

追いつめられて逃げ場を失った鳥。

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精選版 日本国語大辞典 「窮鳥」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ちょう‥テウ【窮鳥】

  1. 〘 名詞 〙 追いつめられて逃げ場を失った鳥。
    1. [初出の実例]「嘲成基之数奇者。皆呼曰窮鳥。為其恥也」(出典:本朝文粋(1060頃)六・為大江成基申諸司助状〈紀斉名〉)
    2. 「猛虎の檻に籠り、窮鳥(キウてう)(つばさ)(そが)れたるが如に成ぬれば」(出典:太平記(14C後)二一)

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普及版 字通 「窮鳥」の読み・字形・画数・意味

【窮鳥】きゆうちよう(てう)

追いつめられた鳥。〔顔氏家訓、省事〕窮鳥懷(ふところ)に入るは、仁人の憫(あは)れむなり。况(いは)んや死士我に歸せば、當(まさ)に之れをつべけんや。

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