竈元・釜元・窯元(読み)かまもと

精選版 日本国語大辞典 「竈元・釜元・窯元」の意味・読み・例文・類語

かま‐もと【竈元・釜元・窯元】

〘名〙
かまどのある所。台所。勝手元。また、台所仕事。
談義本・教訓乗合船(1771)二「勝手へとのさし図にまかせ台所へ行て見れば、こはいかに芝居の仕かけのやうにて、竈許(カマモト)はわづか二三畳敷」
② (昔、おしろいは、水銀を釜に入れて焼いて作ったところから) おしろいの製造元。〔雍州府志(1684)〕
陶磁器を焼いて作る窯のある所。また、そこの主人
椀久物語(1899)〈幸田露伴〉三「毎々(いつもいつも)窯元(カマモト)の頼みを受けて幸右衛門といふ人の出てくる例(ならひ)

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