立ち渡る(読み)タチワタル

デジタル大辞泉 「立ち渡る」の意味・読み・例文・類語

たち‐わた・る【立ち渡る】

[動ラ四]
霧・雲などが、あたり一帯に広がる。
狭井河さゐがはよ雲―・り」〈・中・歌謡
車や人などが一面に立ち並ぶ。
「弦うち二十人…二なみに―・れり」〈紫式部日記
一方から他方に移動する。
「この夜らはさ夜ふけぬらし雁が音の聞こゆる空ゆ月―・る」〈・二二二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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