立ち居(読み)たちい

精選版 日本国語大辞典 「立ち居」の意味・読み・例文・類語

たち‐い‥ゐ【立居・起居】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立つこととすわること。立ったりすわったりすること。また、ごく簡単な日常の動作。ききょ。進退
    1. [初出の実例]「右、為飯万呂私伯父、得重病不便立居」(出典:蜂須賀侯爵家所蔵文書‐天平宝字二年(758)三月一五日・新羅飯万呂解)
    2. 「衣つきが取ひろげて立居(タチヰ)があぶなふて」(出典浮世草子世間胸算用(1692)二)
  3. 雲などが、流れたりとどまったりすること。
    1. [初出の実例]「たなびくくものたちゐ、なくしかのおきふしは」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
  4. 波などが起こり動くこと。
    1. [初出の実例]「浪の起居(タチヰ)の騒がしければ」(出典:談義本銭湯新話(1754)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android