立山黒部アルペンルート(読み)タテヤマクロベアルペンルート

デジタル大辞泉 「立山黒部アルペンルート」の意味・読み・例文・類語

たてやまくろべ‐アルペンルート【立山黒部アルペンルート】

富山県富山市の電鉄富山駅と長野県大町市の信濃大町駅を結ぶ観光ルート。鉄道バスのほかケーブルカートロリーバスロープウエーを利用して立山を横断する。弥陀ヶ原黒部湖などの景勝地がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の立山黒部アルペンルートの言及

【立山】より

…江戸時代になると,山麓の芦峅寺(あしくらじ)を中心に神仏混淆(こんこう)の宗教的色彩が強まり,死者に会える山として諸国からの登山者を集めた。1972年立山黒部アルペンルート(全長約86km)が完成。富山市から出発して電車やバス,空中ケーブル,ロープウェー,地下ケーブルなどを乗り継ぎながら,地獄谷やみくりが池など立山の火山活動のあとを示す名所のある室堂平から黒部ダムを経て長野県大町市に至る観光ルートが開かれた。…

【立山[町]】より

…黒部川,常願寺川上流には黒部ダムをはじめ大規模なダム,水力発電所が多い。立山黒部アルペンルートが開設されてから,日本でも有数の山岳観光地になっている。北陸自動車道立山インターチェンジがある。…

【針ノ木峠】より

…峠西部の黒部渓谷はカモシカやクマ,イワナの宝庫であったため,信濃の猟師たちが針ノ木峠を越えて狩猟と漁労に出かけた。これは1955年ころまで続けられたが,今は行われず,また立山黒部アルペンルートも完成したため,峠は登山客が越えるのみである。【市川 健夫】。…

※「立山黒部アルペンルート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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