立て文(読み)たてぶみ

精選版 日本国語大辞典 「立て文」の意味・読み・例文・類語

たて‐ぶみ【立文・竪文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 立紙(たてがみ)に書いた書状。たつぶみ。
    1. [初出の実例]「かうのむらさきのしきしに、たてぶみにてき程につけたまへり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  3. 料紙を縦長に用いた懸紙
    1. [初出の実例]「杉原二枚重書、一枚立文、表書如奥也」(出典大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)六月一九日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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