立炭(読み)タチズミ

デジタル大辞泉 「立炭」の意味・読み・例文・類語

たち‐ずみ【立(ち)炭】

三炭さんたんの一。夜咄よばなしの茶事で、ひと通りの茶事が終わったあと、客をもう少しひきとめる意味で、亭主が炉に二つ三つの炭をつぎたすこと。これを機会に客は席を立つ。止め炭。

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精選版 日本国語大辞典 「立炭」の意味・読み・例文・類語

たち‐ずみ【立炭】

〘名〙 茶道で、一通りの茶事が終わって客が退出しようとする時、亭主が客を引きとめようとして、火勢を盛り返すため炉中に二つ三つ炭をつぐこと。しかし客はこの炭をつぐのを合図暇乞い挨拶をして退席する。

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