立走(読み)たちはしる

精選版 日本国語大辞典 「立走」の意味・読み・例文・類語

たち‐はし・る【立走】

〘自ラ四〙
① 立ち上がって走る。
古事記(712)中「爾に其の美人驚きて、立走(たちはしり)伊須々岐伎(此の五字は音を用ゐる)」
万葉(8C後)九・一七四〇「白雲の 箱より出でて 常世へに たなびきぬれば 立走(たちはしり) 叫び袖振り」
小走りに走り回る。こまめに働く。
蜻蛉(974頃)中「たちはしりて、ちりかいたるものども、ただとりにつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android