立食(読み)リッショク

デジタル大辞泉 「立食」の意味・読み・例文・類語

りっ‐しょく【立食】

立ったままで食べること。特にパーティーで、卓上に並べた飲食物を客が自由に取って食べるようにした形式。「立食パーティー」
[類語]立ち食い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立食」の意味・読み・例文・類語

りっ‐しょく【立食】

  1. 〘 名詞 〙 立ったままで食べること。特に、パーティーで、卓上に並べた飲食物を各人が自由に取れるようにした形式のもの。
    1. [初出の実例]「造幣局の各官吏は、忘年、新年宴会等に席貸に於て芸妓を招くことを廃止し、洋風の立食に替へらるることになりし趣」(出典:朝野新聞‐明治一五年(1882)一二月一五日)

立食の語誌

明治の新語。「漢英対照いろは辞典」(一八八八)では「立食」「立ち食ひ」は同じ語とされ、「俗語辞海」(一九〇九)も同様。一方、「言海」(一八九一)や「日本大辞書」(一八九三)では、パーティーで飲食物を卓上に置いて自由にとって食べる形式の意だけである。


たち‐ぐい‥ぐひ【立食】

  1. 〘 名詞 〙 立ったままで食べること。りっしょく。⇔座食。「立食蕎麦」
    1. [初出の実例]「おでんあんばいよしを、たちぐひとでかけしに」(出典:咄本・俳諧発句一題噺(1851)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android