竜渓院(読み)りゆうけいいん

日本歴史地名大系 「竜渓院」の解説

竜渓院
りゆうけいいん

[現在地名]岡崎市桑原町 大沢

桑原くわばら地籍西方の山中に位置する。大沢山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。越前永平えいへい寺のもと末寺で中本山の上に位置した。「当山年代記」では宝徳三年(一四五一)盧嶽和尚大沢開山とある。同年代記に、

<資料は省略されています>

とあり、享徳二年(一四五三)細川ほそかわ庄と関連の深い土井氏の持山と浄財が寄進されている。また同年代記には「享徳二癸酉年土井氏喜捨浄財諸堂為永代□□□□□」とあり、開基檀那たる土井氏すなわち玉川希清大禅定門は康正二年(一四五六)に没している。開山盧嶽は「日本洞上聯灯録」では「参州大沢山竜渓院盧嶽等都禅師」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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