竜穏寺(読み)リュウオンジ

デジタル大辞泉 「竜穏寺」の意味・読み・例文・類語

りゅうおん‐じ〔リユウヲン‐〕【竜穏寺】

埼玉県入間郡越生おごせ町にある曹洞宗の寺。山号は、長昌山。開創は永享2年(1430)。開山は無極慧徹。開基足利義教江戸時代、曹洞宗大僧録司に任ぜられて末寺を統括

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「竜穏寺」の解説

竜穏寺
りようおんじ

[現在地名]松山市山越三丁目

桜谷さくらだにとよばれる丘陵中腹にある。天臨山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。伊予国守護であった河野通直(弾正少弼)は出家して希清といい、道後どうご村に隠退した。のちに彼はこれを寺院として、自ら開山となって竜穏寺の額を掲げた(伊予二名集)。河野氏滅亡ののち、加藤嘉明の命によって天徳てんとく寺に合併された。そのため竜穏寺の住職大仙は寺院を失ったので、請願して現在の地に寺領を得て、同寺を復興することができた(竜穏寺由来記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android