竜舌蘭(読み)リュウゼツラン

デジタル大辞泉 「竜舌蘭」の意味・読み・例文・類語

りゅうぜつ‐らん【竜舌×蘭】

キジカクシ科の常緑多年草。葉は根元から叢生そうせいし、長さ1~2メートル、剣状で肉が厚く、縁にとげがある。開花は約60年に一度という。高さ7~8メートルの花茎を伸ばし、黄緑色の花を円錐状につけて咲き、結実後枯れる。メキシコ原産アオノリュウゼツランともいい、狭義には葉に白または黄色の縁どりのあるものをさす。観賞用。 夏》「―朝焼雲は洋に立つ/草田男
キジカクシ科アガベ属の植物の総称。南北アメリカに分布。メキシコでは茎などの汁からテキーラプルケなどの酒を造り、熱帯地方では葉の繊維を利用して織物や綱を作る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「竜舌蘭」の解説

竜舌蘭 (リュウゼツラン)

学名Agave americana f.marginata
植物。リュウゼツラン科の常緑多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android