竪樋・縦樋(読み)たてどい

精選版 日本国語大辞典 「竪樋・縦樋」の意味・読み・例文・類語

たて‐どい ‥どひ【竪樋・縦樋】

〘名〙
屋根雨水地上に流すため、軒樋に垂直に取りつけた樋。たてどゆ。
※そめちがへ(1897)〈森鴎外〉「あの竪樋(タテドヒ)の音に負けぬやうにと」
溜池(ためいけ)の堤に縦に伏せて用水を引く、尺八の形をした樋。ふつう、地面に埋めてあり、直径一〇センチメートルぐらいの穴を四つ五つあけておき、栓(せん)をつけ、水の増減によって、栓を上下させて水量を調節するようになっている。〔地方凡例録(1794)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android