竪穴住居址・縦穴住居址(読み)たてあなじゅうきょし

精選版 日本国語大辞典 「竪穴住居址・縦穴住居址」の意味・読み・例文・類語

たてあなじゅうきょ‐し ‥ヂュウキョ‥【竪穴住居址・縦穴住居址】

〘名〙 原始古代における住居遺構の一種地面に広く穴を掘り、その底面を床として上部に屋根をかけたもので、人類史に共通する原始家屋構造。日本では、縄文時代早期の遺跡からすでに発見されている。縄文時代を通じて竪穴の平面形は、長方形・楕円形円形と変化し、中期以降には炉が設けられるようになった。彌生時代には、楕円形・隅丸方形がみられ、古墳時代以降方形となり、かまどがつくられた。竪穴。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android