竪者・立者(読み)りっしゃ

精選版 日本国語大辞典 「竪者・立者」の意味・読み・例文・類語

りっ‐しゃ【竪者・立者】

〘名〙 (「竪」は音「じゅ」であるが、古来「りつ」「りふ」と読む習慣がある) 仏語
大法会論議のとき、探題の提出した論題に義を立てて問者の難問に答える僧。
※中右記‐寛治七年(1093)一二月三日「参法成寺、今夜薗城寺竪者遂業、探題円禅僧都也」
※高野本平家(13C前)一「三塔一の僉議者ときこえし摂津竪者(リッシャ)豪運」
因明で義を立てる主張者をいう。〔因明論疏四相違略註釈‐上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android