競立(読み)きそいたつ

精選版 日本国語大辞典 「競立」の意味・読み・例文・類語

きそい‐た・つ きそひ‥【競立】

〘自タ五(四)〙 互いに先を争うようにして立つ。先を争って事をはじめる。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房一二「此機に乗じて江刺に対(むか)回復なさんと競(キソ)ひ立(タチ)
破戒(1906)〈島崎藤村〉八「多くの山嶽の峻しく競ひ立つのは其処だ」

きおい‐た・つ きほひ‥【競立・気負キおひ立】

〘自タ五(四)〙 あることをしようと、はりきった気持になる。きおいこむ。意気込む。
※あにいもうと(1934)〈室生犀星〉「もんは嘗てないほど気ほひ立っていきなり伊之に掴(つか)みかかり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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