竹中陣屋跡(読み)たけなかじんやあと

日本歴史地名大系 「竹中陣屋跡」の解説

竹中陣屋跡
たけなかじんやあと

[現在地名]垂井町岩手

旗本竹中氏の居館跡。岩手いわで城・岩手陣屋などともよばれ、県の指定史跡。天正一六年(一五八八)以降に築かれ、明治維新に至る。遺構櫓門石垣・堀・土塁で、敷地一千六三六坪。現在屋敷全体の約三分の二が小学校などと竹中家の敷地になっているが、櫓門(正門)の柱・門扉が創建期のものとして貴重なもの。竹中半兵衛重治の子重門は、慶長五年(一六〇〇)関ヶ原の戦の功により米一千石を与えられた。尾張名古屋城普請の際には木曾材木を伐る奉行を勤めたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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