竹本住太夫(4代)(読み)たけもと すみたゆう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹本住太夫(4代)」の解説

竹本住太夫(4代) たけもと-すみたゆう

1829-1889 江戸後期-明治時代浄瑠璃(じょうるり)太夫
文政12年生まれ。義太夫節。6代竹本内匠太夫(たくみだゆう)の門弟で,3代竹本長門太夫(ながとだゆう)の預かり弟子。安政7年4代を襲名し,明治17年文楽座から彦六座創設に参加,櫓下(やぐらした)となった。美声で知られ,世話物を得意とした。明治22年1月22日死去。61歳。紀伊(きい)田辺(和歌山県)出身本名は竹中喜代松。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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