竹村伊勢(読み)たけむらいせ

世界大百科事典(旧版)内の竹村伊勢の言及

【最中】より

…もち米の粉を水でこねて蒸し,餅について薄くのばし,型抜きして焼いたもなか種(だね)と呼ぶ皮を2枚用いて,その中にあんをはさんだもの。風来山人平賀源内の《根無草後編》(1769)に〈最中の月は竹村に仕出す〉とあるように,江戸新吉原の廓(くるわ)内にあった菓子屋竹村伊勢の創製になるもので,円形であったため十五夜の月になぞらえて,初めは〈最中の月〉と呼んだ。やがて〈最中〉とのみ通称されるようになったが,当初のものの実態は必ずしも明らかでなく,あんころ餅だとする説もある。…

※「竹村伊勢」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android