竹葦(読み)ちくい

精選版 日本国語大辞典 「竹葦」の意味・読み・例文・類語

ちく‐い‥ヰ【竹葦】

  1. 〘 名詞 〙 竹と葦(あし)。また、ともに群生するところから、人や物が密集し、入り乱れ混雑していることにたとえる。→稲麻竹葦(とうまちくい)
    1. [初出の実例]「蒹葭渚誤珠還浦 竹葦村驚燭映虗」(出典:天徳闘詩行事略記(959)蛍飛白露間〈橘直幹〉)
    2. 「両側家ごとに御師の名を板にかきつけ、用立所といへる看板竹葦(チクイ)のごとく」(出典:滑稽本東海道中膝栗毛(1802‐09)五)
    3. [その他の文献]〔礼記注‐月令〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android