笠宿(読み)かさやどり

精選版 日本国語大辞典 「笠宿」の意味・読み・例文・類語

かさ‐やどり【笠宿】

〘名〙
軒下または木陰などに、しばらく雨宿りをすること。
※催馬楽(7C後‐8C)婦が門「肱笠(ひぢかさ)の 雨もや降らなむ 郭公(しでたをさ) 雨やどり 可左也止利(カサヤトリ)
② ちょっと立ち寄る所。あるいは、自分居所として、しばらく身を寄せること。また、その所。
源氏(1001‐14頃)末摘花「さやうにをかしきかたの御かさやどりには、えしもや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android