笠岡[市](読み)かさおか

百科事典マイペディア 「笠岡[市]」の意味・わかりやすい解説

笠岡[市]【かさおか】

岡山県南西端の市。1952年市制。複合扇状地に立地し,山陽本線が通じる市街は1688年に建立された大仙院門前町として発達した。1965年備後(びんご)工業整備特別地域に指定され,1990年まで続いた笠岡湾の大干拓工事により工場立地が進み,西隣の広島県福山市にまたがる鉄鋼コンビナートを形成するほか,食品・電気・化学などの工業が発達する。吉備焼桐下駄特産。山陽自動車道が通じる。沖の笠岡諸島神島(こうのしま),白石島,北木島などからなり,果樹・花卉(かき)栽培,ノリ・カキ養殖が盛ん。笠岡湾はカブトガニ繁殖地(天然記念物)。136.39km2。5万4225人(2010)。

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