第一滝本館(読み)だいいちたきもとかん

日本歴史地名大系 「第一滝本館」の解説

第一滝本館
だいいちたきもとかん

[現在地名]登別市登別温泉

登別温泉街の中央北寄り東側、湯沢ゆざわ神社の向いにある。道内でも屈指の老舗温泉旅館。明治二一年(一八八八)登別温泉の祖といわれる滝本金蔵が旅館を建設し、同三二年に滝本館、同三三年に第一滝本館と改称。大正二年(一九一三)金蔵が死去すると、室蘭栗林五朔が第一滝本館と温泉の施設を手に入れ、同四年登別温泉軌道株式会社を設立する一方、合名会社第一滝本館の経営に乗出した。同九年に合資会社になったが、昭和二年(一九二七)南外吉に譲渡。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android