第二次性徴(読み)ダイニジセイチョウ

精選版 日本国語大辞典 「第二次性徴」の意味・読み・例文・類語

だいにじ‐せいちょう【第二次性徴】

  1. 〘 名詞 〙 動物の性徴の一つ。直接に生殖腺や生殖器官に関係ないが、外見上、雌雄の異なる特徴。ニワトリの雄のとさか、ライオンの雄のたてがみなど。ヒトの場合は思春期以後にあらわれる差異で、男性筋骨や声の質、女性皮下脂肪乳房などがあげられる。
    1. [初出の実例]「彼女たちの逞しい肉躰、特に第二次性徴と呼ばれる部分の〈略〉まるみやふくらみが」(出典:青べか物語(1960)〈山本周五郎〉土堤の夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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