第2部市場(読み)だいにぶしじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「第2部市場」の意味・わかりやすい解説

第2部市場
だいにぶしじょう

第1部市場と対比されるもので,1961年 10月に東京,大阪名古屋証券取引所に設置された市場。新しく株式を公開する会社は,まず第2部市場に上場されるたてまえになっている。その後,一定基準を満たすに従って第1部へ指定替えされる。第2部市場への上場審査基準は,(1) 会社設立後3年以上経過し,かつ継続的に営業活動を行なっていること,(2) 会社の営業主体が当該取引所の周辺にある場合は資本金3億円以上,周辺以外にある場合は4億円以上,(3) 株式公開後の株主数が 400人以外の見込みがあることなどである。第2部市場の特徴は,第1部市場に比べて資本金規模が小さい企業が多く,かつ取引量が少いため値動きが激しい

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