笹路村(読み)そそろむら

日本歴史地名大系 「笹路村」の解説

笹路村
そそろむら

[現在地名]土山町笹路

山中やまなか村の東北山中にあり、田村たむら川の分流笹路川に沿って集落を形成。南東鈴鹿山脈に連なり、伊勢国との国境をなす。鈴鹿峠東の三子みつこ(五六八メートル)は、江戸時代初期からその名がみえる。篠路とも記した。天正一九年(一五九一)四月の徳川家康知行目録写(大谷文書)に「そゝ路村」七六石余とみえ、家康の在京賄料に充てられた。慶長五年(一六〇〇)幕府領となり、天明村高帳では陸奥棚倉藩領、旧高旧領取調帳では武蔵川越藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android