筍生活(読み)タケノコセイカツ

デジタル大辞泉 「筍生活」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐せいかつ〔‐セイクワツ〕【×筍生活】

たけのこの皮を1枚ずつはぐように、身の回り衣類家財などを少しずつ売って食いつないでいく生活

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筍生活」の意味・読み・例文・類語

たけのこ‐せいかつ ‥セイクヮツ【筍生活】

〘名〙 筍の皮を一枚ずつ剥ぐように、家計困難のために衣類やその他持物を少しずつ売って生活費とし、ようやく食いつないでいるくらし。特に、第二次世界大戦直後の窮乏生活の状態をいう。たけのこ。
帰郷(1948)〈大仏次郎過去「竹の子生活のことを、彼はまだ切実には知らない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android