筑前国続風土記巻卅一・巻卅二田圃志(読み)ちくぜんのくにぞくふどきまきさんじゆういち・まきさんじゆうにでんぽし

日本歴史地名大系 の解説

筑前国続風土記巻卅一・巻卅二田圃志(田圃志)
ちくぜんのくにぞくふどきまきさんじゆういち・まきさんじゆうにでんぽし

一冊

成立 元禄五年頃か

写本 福岡大学

解説 怡土郡西部を除く筑前国の福岡藩領・秋月藩領・直方藩領の各村について、郡ごとに村位・田畠数・人数・家数・寺社数・田畠高・田石別・畠石別・枝村名を記す。ただし田畠高はすべての郡の村で記されるが、田畠数・人数・家数・寺社数・田石別・畠石別・枝村名は記載されていない郡もある。「元禄五申歳御改被仰付之」とあり、この頃の成立と思われる。「筑前国続風土記」と題されているが、貝原益軒の編になるかは不明。

活字本 長崎大学経済学会「経営と経済」第七九巻第三号に校訂を加えたうえで田畠高が表形式で収録

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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