筒森村(読み)つつもりむら

日本歴史地名大系 「筒森村」の解説

筒森村
つつもりむら

[現在地名]大多喜町筒森

伊保田いほた村の南東養老ようろう川の支流夕木ゆうき川中流域に位置する。枝郷の太田代おおただいなど五ヵ村を含め筒森郷とも称し、その親郷で堀之内ほりのうちとも称したが、宝暦元年(一七五一)勝浦藩主植村氏改易後から筒森村とのみ称したという(文政五年「御役用記録」永島家文書)。天正一九年(一五九一)九月一八日・一九日に筒森郷で徳川氏代官による検地が実施され、伊保庄筒森之郷御縄打水帳(小沢又区有文書)の一部(小沢又分)が残る。文禄三年(一五九四)九月二九日の伊保庄筒森村田畑縄打帳(永島家文書)には堀之内村みえ、田五町四反余・畑六町五反余、名請人八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android