答院記(読み)けどういんき

日本歴史地名大系 「答院記」の解説

答院記
けどういんき

別称 答院旧記 一冊

写本 鹿児島大学附属図書館・鶴田町役場ほか

解説 著者は宮之城郷郷士土持政博(仙厳)といわれ、成立年代は享保一四年頃とされる。鹿児島大学附属図書館本(入来町寺尾家旧蔵)は前後を欠く。鶴田町役場本は弘化二年の写本完本。「答院記」の題名で、他の諸本も同名である。内容は答院地方二六村の城跡史跡などの説明、社寺由緒、大前氏・渋谷氏ら領主の沿革等を記し、併せて関係文書を多数載録する。朝河貫一著書刊行委員会編「入来文書」に寺尾家本から文書のみ抄録されている。「答院町史」は鶴田町役場本を底本として諸本を校訂、全文収録。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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